2020年10月24日投稿
資産形成FP村田です。
【つみたて投資が怖くてたまらない方へ】お届けします。
なぜ怖いのか
人は見えないモノ・得体の知れないモノを怖がります。
オバケが怖いと感じる理由は「身近ではない存在」だからです。
将来に不安を感じる理由は「不明確な未来」だからです。
同様に投資がいまだに怖い理由は「良く知らない」からです。
世の中ではNISAやiDeCoの情報も溢れるようになり、つみたて投資も以前より身近になりました。
しかしいくら調べても『なんか不安だな』という方もいます。
それはなぜでしょうか。
理由は「投資の本質を知らない」からです。
手段ばかり調べても不安は拭い去れません。
今日は本質の1つをご紹介したいと思います。
なぜ人々は投資をするのか
投資をすることは企業ひいては経済に投資をするという事です。
企業や経済は新陳代謝や上下を繰り返しながらも、人類が誕生してから右肩上がりに成長してきました。
「いやいや、日本は失われた30年間と言われているでしょ。豊かになってる気はしないよ。」
私も生まれてこの方、日本経済に勢いを感じた記憶はありません（笑）
しかし江戸時代と現代社会では物質的にどちらが豊かだったでしょうか。
それはやはり現代社会でしょう。モノの取引量は莫大に多いと言えます。
世界においてもここ10年間ではBRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）が高い成長率で注目を浴びたり、米国がダウ最高値をするなどさまざまな出来事がありました。
では本題です。
「なぜ経済は成長するのでしょうか」
考えてみたことありますか？
それは『人口の増加』がキーポイントです。
国際連合によると世界の人口予測は下記の通りです。
2020年78億人
2030年85億人
2050年97億人
2100年109億人
人口が増加すると何が起こるのか
人口が増加すると何が起こるでしょうか。
まず、
・食べる人が増える
・住む人が増える
・服を着る人が増える
そうするとモノが売れる土台が出来上がります。
そして、
・食糧メーカーの業績が上がる
・ハウスメーカーの業績が上がる
・衣類メーカーの業績が上がる
しかもこれだけでなく、
・インフラ
・医療
・エンタメ
etc
あらゆる産業に人口増加の影響は波及していきます。
こうして企業および経済は成長を続けてきました。
投資は長期で見れば魅力的
つまり投資は長期で見れば魅力的なものだと思っています。
言い換えれば、
長期・分散投資をすることで経済成長の果実を享受できるのです。
一方、投資で「損失を抱える」理由として下記のパターンが挙げられます。
・短期的な投資
・1社への投資
短期では良くも悪くも政治・世界情勢・金利といった要因が株価を上下させるため、影響を受けやすいのです。
また経済全体が成長していても、イチオシの1社が環境や競争に負けて業績が低下することもよくあることです。（個別株投資は否定していませんよ。爆発力があるのは個別株投資の魅力です。）
つみたてNISAやiDeCoは長期分散投資を行うための仕組みです。
このように投資の本質を知ると、つみたて投資に対する見え方も変わるのではないでしょうか。
それでも怖い人へ
無理に投資をしなくて大丈夫ですよ。
これは金融の世界でも”リスク許容度”と表現され、投資に対するスタンスは人それぞれです。
投資をして夜も眠れないくらいだったら健康に悪いのでやらない方が良いです。
本質を理解したうえで「私はつみたて投資をしない」という判断自体が一歩前進です。
もしお金で実現できる夢があるならば、別の手段を考えていきましょう！
